特集では、格差・貧困や発達障害などの課題が集中する大阪の公立高校に、外部組織のキャリアコンサルタントが派遣されるケーススタディを取りあげる。教員と専門家の協働の過程と課題を説明しつつ、課題集中高校にこそ、在学中・卒業後の移行をなだらかにするための、地域社会とのつながりを創るアプローチが必要と説く。また、小特集では、ドイツで行われる、男女ともに正社員ながら時短とフルタイムの異動が可能な「就業・ケア共同モデル」を紹介し、結婚・出産・育児による日本の女性の就業継続の困難な現状を比較する。また、高年齢出産の増加の側面から雇用制度の支援問題も検証する。
【巻頭言】
「ポスト真実」の時代の社会政策(鷲谷 徹)
【特集】社会的投資戦略と教育
〈特集趣旨〉座長報告:社会的投資戦略と教育(居神 浩)
近現代日本の国家・社会と教育の機能(森 直人)
教育効果研究の定量分析(荒木宏子)
社会的投資戦略としてのキャリア教育は可能か?:「権利論的キャリア教育論」を手がかりに(尾川満宏)
「つながり」を創る学校の機能:「人的資本アプローチ」と「地域内蔵アプローチ」(筒井美紀)
【小特集】妊娠・出産・育児と女性の就業継続
〈小特集趣旨〉小特集に寄せて(渡邊幸良)
主婦モデルから就業ーケア共同モデルへ?:出産後の就業継続をめぐる日独の比較(田中洋子)
妊娠・出産の高年齢化と仕事の継続:第一子妊娠時の就業継続に着目して(伊藤ゆかり)
【投稿論文】
地方自治体による外国人保護:通知に基づく保護の限界(大澤優真)
国策研究会関係資料による「勤労者厚生保険制度要綱草案」の分析(中尾友紀)
留学生の資格外活動に与える要因:国籍要因と地域経済要因(高橋義明)
【書 評】
石井香江著『電話交換手はなぜ「女の仕事」になったのか』(評者:田中洋子)
高野 剛著『家内労働と在宅ワークの戦後日本経済』(評者:田中裕美子)
野村正實著『「優良企業」でなぜ過労死・過労自殺が?』(評者:清山 玲)
西村 健著『プロフェッショナル労働市場』(評者:梅崎 修)
仲 修平著『岐路に立つ自営業』(評者:西村 純)
小野塚知二著『経済史:いまを知り、未来を生きるために』(評者:赤木 誠)
SUMMARY
学会関連資料
レビュー(0件)