わずか100年の間、一つの村落ほどの小さな盆地が、
古代日本の最も重要な政治的中心地になっていた。
日本人の原風景となった飛鳥の知られざる姿に迫る!
『万葉集』に登場する奈良県の地名は総数約900にのぼる。しかもそのうち200以上が飛鳥に集中している。つまり、『万葉集』にもとづいて大和の地を訪ねれば、必然的に飛鳥を訪れることになる。それほどに飛鳥は昔の日本人にとっては重要な場所であり、憧れの土地であったのだ。しかし、その飛鳥が古代日本の政治的中心地であったのはわずか100年。しかも飛鳥は狭矮な盆地で、当時は辺鄙なところだった。誰が何のために飛鳥という地を選んだのか。中学高校の日本史でもさらりと扱われる程度にもかかわらず、観光スポットとして人気の飛鳥にまるわる謎を深掘りしています。
まえがき 飛鳥文化は万葉集が生み出した幻想か
第一章 飛鳥を導いた厩戸王
第二章 未来都市・飛鳥へ
第三章 飛鳥と蘇我氏
第四章 聖地・飛鳥の発見
第五章 呪術都市・飛鳥
第六章 女性天皇と飛鳥の深い関係
あとがき 日本人の原風景となった“未来都市”
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