本書は、財務会計論1及び財務会計論2の講義における板書と口頭での説明をまとめたものです。講義におけるテキストにはネットスクールの『日商簿記1級に合格するための学校[テキスト]商業簿記・会計学 基礎編I』:ISBN-13: 978-4781031491を用いています。非常に分かりやすく書かれたテキストですが、それでも最近の学生の多くは講義に出席し理解したつもりでも、自宅でもう一度テキストを読み返すとなぜそのような会計処理をするのか理解できず、問題を解いても正解に辿り着けないことが多いものです。 そこで、本書は、基礎の基礎から、なぜそのような仕訳をするかなど、問題の解き方をステップ形式で説明しています。平易な文章で丁寧に記述し自力で問題を解けるようになる工夫をしています。 注意していただきたいのは、テキストに記載してあることは、この講義ノートには記載していないので、別途、テキストを必ず購入する必要があります。 ある程度楽に資格取得をでき、覚えたことが忘れにくく、計算だけでなく理論にも対応でき、何より社会人になり会計学を武器にできる職業に就くことができた時に大事になるのは、なぜそういう会計処理をするのかという理由が分かっていることです。それが分かっていれば顧問先から質問を受けても分かりやすく説明することができると思います。 勉強は本来楽しいものです。また勉強を頑張って資格を取得出来たときの嬉しさは格別です。努力したことが結果に結びつく。これが勉強の楽しさだと思います。学生の皆さんには、時間のある学生時代に是非、勉強に取り組んで自分自身の価値を高めてもらいたいと思っています。 本書では公認会計士試験、税理士試験・簿記論及び財務諸表論で出題されるかなり難しい論点も「■ 参考」として取り扱っています。日商簿記検定1級受験者は、そのような論点は必要に応じて飛ばしても構いません。 なお当方が出版している講義ノートは4冊ありますが、すべて現在発売されているネットスクールのテキストに対応しています。 大学の授業で教えていて、多くの学生は日商簿記検定1級ではなく、同2級の取得を目指しています。そのような学生から講義ノート(4冊全てにおいて同2級の内容を含んでいます。)について、理解が深まり日商簿記検定2級取得に役だったとの多くの感想を頂いています。ですので日商簿記検定2級受験者の方にも、該当する範囲を是非学習してもらい、そのまま日商簿記検定1級の勉強に繋げて欲しいと思っています。 最後に、財務会計論1講義ノート、財務会計論2講義ノートまたは連結会計論講義ノートを購入して頂いた方に心よりお礼申し上げます。それにもかかわらず、以上の書籍について誤りがございます。大変申し訳ありません。本書、財務会計論3講義ノートの「なか見!検索↓」で本書の試し読みと正誤表を見れるようにしてありますので、訂正の上ご利用いただきますようお願い申し上げます。ご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び致します。2019年11月山田恵一
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