現代のエコシステム(環境系)は、もはや自然と文化を切り離したままでは考えることができない!
思考の前線とストリートを軽やかに行き来してきた「思想の不良」による22世紀へのマスターピース。
著者は、自身の経験や見聞をふまえたたとえや分かりやすい言葉で、ガタリの思考にわけ入り、自然、社会、精神、情報の四つの「環境(エコロジー)」から22世紀へ向けた生態の哲学を読みとく。
また、本書は「正しい」左翼や、まともな学究のどちらとも違う視角からガタリを読みといた、ガタリ最良の入門書でもある。
[増補決定版]まえがき
はじめに 『みどりの仮面』とエコロジー
序章 なぜエコロジーか? ガタリとは誰だったか?
第一章 自然を再考する
第一節 仕組みとしての自然
第二節 アンビエンスとしての主体感
第三節 機械状アニミズムと反自然の融即
第二章 エコソフィーとカオソフィー
第一節 分子革命からエコソフィーへ
第二節 カオスとカオスモーズ
第三節 潜在性と記号
第三章 分裂生成の宇宙
第一節 美的なものと地図作成法
第二節 DSM-V、あるいは発達原理の彼方に
第三節 リトルネロと音楽のエコロジー
終章 ブラジルと日本を横切って……〈全=世界〉リゾームへ
あとがき
レビュー(0件)