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「三国志」愛読者はもちろん、入門者にも最適。 三国時代を生き抜いた12人の知られざる人生を描く異色列伝。 ・正史「三国志」を書いた陳寿。かれの父親は蜀の参謀を務め、魏軍に大敗したことで諸葛亮(孔明)に罰せられた罪人だったが、諸葛亮を恨むことはなかったという。なぜか? この思いが陳寿を歴史に向かわせ、後に彼に「三国志」を書かせることになる(「陳寿」)。 ・ 高い芸術的感性を持ち、琴の名手でもあった女性・蔡琰は、董卓に仕えていた父親の刑死により運命が暗転、匈奴の妾として人生を過ごすことに。長い転変の後、蔡琰は「ある能力」で曹操を驚嘆させたーー(「蔡琰」)。 ・「勇気とか不屈とかいう精神は、政治や軍事の表舞台に立つ者だけが発揮するものではない」(本文より)。 ・後漢末期から晋の時代に生きた、「三国志」の世界に独自の色彩を与える、十二人の異色の人物伝。わかりやすい後漢・三国年表つき。
レビュー(12件)
三国志関係
三国志関係の本、外伝も読んでから、また次の楽しみに向かいます。
本はネットだな
本なので内容について書くことはなし。以上
ちょっと・・・
その時代の人の短編小説の寄せ集めって感じかな
三國志好きには必読の書
宮城谷昌光の三國志本編も過去の文献を丁寧に調査され、そのうえに圧巻の描写がされた内容ですが、更にこの書は本編三國志では描ききれなかった人物に焦点がおかれています。 宮城谷昌光氏の小説は本当にすばらしい。 現在、日本の最高峰の小説家の一人です。
本編とは余り関係無い人物の列伝。宮城谷昌光読ませます。