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伊坂幸太郎デビュー25周年記念書き下ろし作品。 長さは短編、物語は壮大、読みごたえは大長編 人はどんなものにも物語(ストーリー)があると思い込む。 きっとあなたもそのひとり。 大規模停電、強毒性ウィルスの蔓延、飛行機墜落事故などが立て続けに発生し、世界は急速に混乱に陥った。 これらすべての原因は謎の人工知能『天軸』の暴走と考えられた。 五十九彦(ごじゅくひこ)、三瑚嬢(さんごじょう)、蝶八隗(ちょうはっかい)の選ばれし3人は、人工知能の開発者が残したという巨大な樹の絵画『楽園』を手掛かりに、暴走する『天軸』の所在を探る。 旅路の果てには、誰も想像できない結末が待ち受ける。 書き下ろしの短編小説を、気鋭のアーティスト、 井出静佳の装画・挿絵とともに味わう「伊坂幸太郎史上最も美しい1冊」。
レビュー(201件)
孫悟空の大冒険。楽園。住めば都。とは言え現実は。
良かった
一時間半くらいで読んでしまった。心に残る本でした。文字大きめ+挿絵つきなので普段伊坂幸太郎の単行本を読んでる人にはものたりないかも?
魅力爆発!
伊坂幸太郎氏、デビュー25周年の記念書き下ろし作品ということです。 登場人物も個性的でストーリーに惹き込まれます。 短い作品ですが、作者の魅力が爆発しています!
伊坂流のコロナ禍小説…コロナ禍寓話…ということなのかなあ。3人の会話が楽しくてすぐ読んでしまった。イラストも装丁も凝っててかわいい、大人の絵本!