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まったく新しい高校野球小説が、開幕する。 秋山菜々子は、神奈川で看護師をしながら一人息子の航太郎を育てていた。湘南のシニアリーグで活躍する航太郎には関東一円からスカウトが来ていたが、選び取ったのはとある大阪の新興校だった。声のかからなかった甲子園常連校を倒すことを夢見て。息子とともに、菜々子もまた大阪に拠点を移すことを決意する。不慣れな土地での暮らし、厳しい父母会の掟、激痩せしていく息子。果たしてふたりの夢は叶うのか!? 補欠球児の青春を描いたデビュー作『ひゃくはち』から15年。主人公は選手から母親に変わっても、描かれるのは生きることの屈託と大いなる人生賛歌! かつて誰も読んだことのない著者渾身の高校野球小説が開幕する。 【編集担当からのおすすめ情報】 「この物語に救われる球児の母親がどれだけいることか。全母親が落涙必至」 吉田伸子さん(書評家) など、事前に読んでくださった全国の書店員さんからも熱いメッセージが寄せられています。
レビュー(529件)
本屋大賞ノミネート作だったので購入しました。 大賞は逃しましたが個人的にはこちらの作品が1番好きです(^_^) 早見さんの著者は読むのが初めてだったのですが、読みやすかったのでこれから他の本も読みたいと思います。
夢の甲子園
舞台は大阪の希望学園高校。創部10年目にして甲子園出場を果たすまでの野球部を描いた青春小説。笑いあり、涙あり。一方、金銭や保護者の存在が大きく関わる高校野球の内幕も曝して読ませる。主人公・航太郎のキャラが際立っている。
老眼にはつらい文字サイズですが、老眼鏡かけて読みたいと思います。
本屋大賞は残念ながら2位でしたが、この本の素晴らしさを損ねるものではありません。高校野球の親目線で子供の成長を見事に描いた素晴らしい作品です。高校野球ファンとしても、とても楽しめました。 野球学校でなく、なかなか甲子園に出れない高校の物語も描いてほしいです。 良作をありがとうございました。
まだ最初のページですが、リアリティな内容。 厚みある本で読み応えありそうです!