探偵作家と外交官。若き二人が友となり……斬新な発想で描く波瀾万丈の物語。大学の先輩後輩、江戸川乱歩と杉原千畝。まだ何者でもない青年だったが、夢だけはあった。希望と不安を抱え、浅草の猥雑な路地を歩き語り合い、それぞれの道へ別れていく……。若き横溝正史や巨頭松岡洋右と出会い、新しい歴史を作り、互いの人生が交差しつつ感動の最終章へ。「真の友人はあなただけでしたよ」--泣ける傑作。

S・Tちゃん

まさに小説

探偵小説の巨匠・江戸川乱歩と、命のビザの杉原千畝。ともに愛知五中そして早稲田の学生。といっても実際には全く接点のない２人を友人として結びつけた。そこは小説だ。リサーチがよく行き届いているし話も面白く練られている。とりわけ乱歩を取り巻く実在の作家が登場してノンフィクション感覚で読むことも出来る。ただし、そうなると関東大震災も１つの背景に取り込んでよかったのではないか。欲を言えば、もう少し文章を磨いて欲しい。特に台詞を大切に。

郵便車

注文の本6月29日午後受け取りました。何も問題ありません。

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ちょっとカバーがスジ入り。初めてです。がっかり。でも本は買えて良かった。直木賞になって欲しいです。ノミネート本で一番明るい話題の本です。本はおすすめ作品。

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全く別の世界で生きてきたような杉原千畝と江戸川乱歩。その出会いとそれぞれの生き様を、互いの人生を交差しつつ語られて行く。読みやすく、一気に読んでしまうほど面白く、感動的な物語です。