【新装復刊】
ひき蛙はなぜ王女になるのか、呪いは何を意味するのかーーユング派の分析家であり、童話、神話の深層心理学的研究における第一人者である著者が、グリム童話や北欧民話などをテキストに、おとぎ話に表れる無意識の問題への考察やモティーフの持つ意味を解釈する。
心理治療やカウンセリングの専門家はもちろん、おとぎ話や児童文学に関心のある人へ。
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私たちは、おとなになるためにたくさんの「子どもっぽさ」を切り捨ててきたのですが、実は捨てたはずのものの中に、「子どもっぽさ」というだけではすまされないもの、たとえばみずみずしい世界との一体感などが含まれていたかもしれません。それはいわば、人間存在のいちばん深いところにつねにありつづけるものということができるでしょう。(訳者まえがきより)
目次
謝辞
訳者まえがき
【第一部】
第一章 おとぎ話の理論
第二章 おとぎ話、神話および元型的物語
第三章 心理学的解釈の方法
第四章 解釈された話「三枚の羽」
第五章 ひき蛙と王女ー「三枚の羽」続き
第六章 アニマと男性ー「三枚の羽」終わり
【第二部】
第七章 おとぎ話における影【シヤドウ】、アニマ、アニムス
影の出現
アニマの挑戦
女性の影
アニムスの諸力
関係のモティーフ
【第三部】
第八章 より深い研究のための文献
第九章 質問と答え
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