コミュニケーションとは意思の伝達でしかないのか。従来の哲学理論は会話という普遍的な現象を正当に扱いえていたのか。「対話」や「熟議」以前の「会話」と、それに支えられる「社交」について「視線を下げ」て考える。人類学や社会学、言語学の成果を踏まえ「平等」「共生」の手前にある「対等」「共在」の倫理学構築に向けた試み。
まえがき
第一部 会話の哲学
第一章 哲学と会話──その不幸な関係
第二章 コミュニケーションは伝達ではない──コードモデルとその限界
第三章 コミュニケーションの推論モデル──関連性理論
第四章 コミュニケーションと意図の再現──デリダと言語行為論
第五章 デイヴィドソンと言語
第二部 社交の倫理学
第六章 社交の思想家たち
第七章 だれがどこで会話をするのか
第八章 無知と寛容と信頼と
終 章 共在の倫理学へ向けて
註
あとがき
事項索引/人名索引
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