地方の元下級士族の長男・龍郎は、両親だけでなく妹までも失い、年の離れた弟の凛太を抱えて途方に暮れていた。その時華族の子守り募集を知るが募集は女性のみ。龍郎は女装して凛太と首尾よく潜り込み、初めての帝都で華族の主人の甥・珠希のお世話をすることになる。女装はバレてしまったが、珠希の叔父で雇い主の若き伯爵・春野政隆は強面だがおおらかな性格で、改めて龍郎を珠希の子守りとして雇ってくれたのだった。お屋敷での生活はまるで夢のようで、豪快で意地悪だけど優しい旦那様の政隆と過ごすうちに龍郎はいつしか甘い恋心を抱くようになってーー。
レビュー(6件)
時代背景は明治とか大正?受けの子が自分もまだ若いのに一生懸命弟や小さい子を守ってる。とても健気で応援したくなります。それを年上のスパダリが助けてくれるという展開です。子育て、年の差時代物がお好きな方にオススメしたいです。
ネタバレ含む
家族を次々に失くし、たった一人残った弟を苦労して育てるも近所から虐められ、再起をはかるためとは言え、女装して華族の子守になるって、ちょっと思いつかない。やや無理目な設定だけど、 龍郎と凜太兄弟の不憫さや切羽詰まった感じがよくわかる。やっと見つけた就職先にはとんでもなく酷い女中がいて、子守りすべき珠希様は虐待されていた。頼れる人も居ない中、何とか工夫して珠希と凜太を守る龍郎は苦労人だなあ。しかし伯父の政隆ももう少し甥に関心持ってやれよ!と言いたくなる。まあ、暴力女中を追い出してくれたけどさ、遅いよ!龍郎が男と知っても雇用継続してくれて、本宅で暮らすようになり一安心と思いきや、今度は親族関係で事件が!龍郎が頑張ったよ!この話、受けの龍郎の頑張りが殆どのような気がする。攻めの政隆も陰で頑張ってるんだろうけど。珠希と凜太がすごく仲良しでほのぼのする。将来カップルになるかも?