放送50年、若き才能と時代が生んだ奇跡の名特撮ドラマ、決定的ドキュメンタリー登場。前作『「ウルトラセブン」の帰還』で絶賛された驚異の分析力で定説に挑む!
1968年9月15日、第1話「壁ぬけ男」の放送で円谷プロの新シリーズ「怪奇大作戦」は幕を開けた。怪獣も宇宙人も登場しない新路線に戸惑っていたのは、視聴者だけでなく、金城哲夫をはじめとするスタッフも同様だった。一方で「マイティジャック」の失敗が、若き才能が集う“梁山泊”の先行きに暗い影を落としていた。それでも彼らは、切磋琢磨の中から、テレビ史に残る珠玉の傑作を送り出していく…。
金城哲夫、上原正三、実相寺昭雄、円谷一、飯島敏宏…60年代後半、夢の映像工房に集った若き才能の角逐と光芒。その足取りを丹念に分析し、「そのとき何があったのか」を再構築する。
前3作で圧倒的評価を得た著者が挑む、待望のドキュメンタリー第4弾。今回も史料と証言から、名作の歴史的事実に迫る。
レビュー(4件)
発行元品切れ中?の「怪奇大作戦大全」(2001年・双葉社)を図書館で借りて読み(人気のためかボロボロでした)、大変面白かったので共著者のお一人である白石さんの本書を購入しました。「怪奇大作戦大全」は出演者・脚本など作品データ満載で資料的価値が大変高いものでしたが、本書は綱渡り的状況の中で苦心惨憺して制作を進める円谷プロほか、製作スタッフの人間ドラマの描写に重点がありました。再度「怪奇大作戦」の映像を観なおしてみようと思います。