1990年施行の入管法改正から約30年.国内の外国人人口は急増し,職場で,地域社会で,学校で,外国人のいる風景は当たり前のものになっている.望ましい共生のあり方とは何か,長年研究を牽引してきた第一人者が論じる,日本社会の変容の歴史と現在,そして未来の可能性.
序章 現代イミグレーション政策を問う
1章 日本はどのような外国人労働者受入れ国になったのか
--イミグレーションの「一九九〇年レジーム」を問う
2章 日本のイミグレーション政策にみるナショナリズムと血統重視
--外国人労働者の受入れの若干の側面
3章 外国人/移民の社会的統合に向けて
--地域社会における参加と共生
4章 移民第二世代の就学にみる社会的統合と排除
--かれらの高校進学をめぐって
5章 教育と言語をめぐる問題についての覚書
--外国人第二世代の子どもをどう支援するか
6章 国籍による包摂と排除
--日本とフランスにおける移民と国籍
7章 ヨーロッパにみる移民の「統合」政策の含意
--包摂か排除か
8章 移民における失業,貧困,排外の政治
--フランスの問題状況を中心に
9章 移民問題の政治化
--フランスの2015・16年危機とナショナル・ポピュリスト政治
補論 移民・移民第二世代のプロフィールーーTeO調査から
10章 多文化共生を考えるーー共に生きられる社会とは
Toward an Integrated Multicultural Society
Japan and Europe, Reexamining the Politics of Immigration
Takashi MIYAJIMA
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