本書はX線診断の物理工学的な側面を網羅した本格的なテキストである。まず、放射線医学の100年の歴史から始まり、基礎としてX線診断の物理、続いてX線画像形成の要となる画像センサに入り、その後は直接撮影、間接撮影、循環器撮影、消化器撮影などの装置の解説を行う。さらにこれらのX線診断装置の発展として必然的に出現したと思われるディジタルラジオグラフィ(DR)といわれる装置について詳述する。また、CTのその後の発展は著しく、いまや画像医学のなかでなくてはならないものに成長している。これについても詳しく述べる。最後に、X線装置の特殊な応用分野としての検診領域への応用と、将来の新しいX線診断の光源としての放射光利用のシステムについて記述する。
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