少しだけ変われば、こころは自由になる
「負の感情」と正しく向き合うために
がん専門の精神科医として患者さんの相談にのるなかで、不安という感情のさまざまな側面についてよく知るところとなりました。その結果、不安に支配されていた私自身が不安とうまく付き合えるようになったのです。その境地にいたるにはどうしたらいいか、患者さんや私の体験をもとにお伝えします。
ーー清水 研(がん研究会有明病院 腫瘍精神科部長)
気にしないのは逆効果、行動で感情を変える、心配事が起きても大丈夫ーー不安や絶望、怒り、悲しみなど「負の感情」は生きるうえで大切なもの。がん患者4000人以上と対話した精神科医が、患者や著者の体験を通して考え方や行動の指針を導く。限られた人生を豊かにするレッスン。
レビュー(3件)
清水先生のX(旧Twitter)をチェックしたり講演会に行ったりしてました。 今までの本はがん患者に特化したものでしたが、病気ではなくても心が折れることは人生あるあるです。 壁が立ちはだかってにっちもさっちもいかなくなった時にどう向き合えばいいかわかりました。 清水先生は「困難に立ち向かえ!」みたいな体育会系ではなく、抗わずに受け止めていかに消化していくかを教えてくれます。
先生が有明の先生と知り涙が出ました。がんセン東の精神腫瘍科の医師は、明らかに経験ないな、面倒なんだなという様子だった。けど清水先生はクリニックの方で接する機会がありますが、本当に癒される先生です。本を読んで状況が理解できるから泣けて来るし、そうかという発見があったりすごく読んでて面白いです。けど泣いて進まないし、疲れちゃうのもあるのかな眠くなって進まない。だからまだ半分読んだかなってくらいですが、内容と先を楽しみに少しずつ読んでます。