フレディ・マーキュリー解体新書(1031;1031)
没後30年以上を経てもなお、多くの人びとを魅了する世紀のカリスマ、フレディ・マーキュリー(1946-91)。芳醇に奏でられる歌声、華麗な姿態、奇抜なパフォーマンス、多彩な作詞・作曲、そして駆け抜けた45年の人生……。大ヒット映画「ボヘミアン・ラプソディ」の主人公となった異能の歌手はいかにして生まれ、伝説となったのか。「クイーンのヴォーカリスト」という枠を超えた不世出の天才のすごみと生涯を、あらゆる角度から描き尽くす!
《目次》
はじめに
第1章 映画「ボヘミアン・ラプソディ」
第2章 人生狂騒曲──熱く哀しい空間
第3章 チャンピオンのチャンピオン──「凄さ」の概要
第4章 高音のゲーム──フレディを取り巻くきら星たち
第5章 仮声帯の戦慄──「凄さ」の解体新書? 声そのもの
第6章 変幻自在の魔術師──「凄さ」の解体新書? ヴォーカリスト
第7章 心を破裂させる調べ──「凄さ」の解体新書? 作詞・作曲家
第8章 輝けるマーチ──「凄さ」の解体新書? パフォーマー
第9章 ショウ・マスト・ゴー・オン──「凄さ」の解体新書? 存在
おわりに
参考文献・参考資料
年表
《著者紹介》
1964年神奈川県生まれ。著述家。早稲田大学法学部卒業。朝日新聞社で約30年間、記者活動を続け、プロデュース部門にも在籍。記者時代は近現代史、伝統文化、伝統芸能、ロック・ポピュラー音楽、演劇、美術、放送など主に文化的なジャンルを幅広くカバー。2021年に独立し、執筆を続ける。
はじめに
第1章 映画「ボヘミアン・ラプソディ」
第2章 人生狂騒曲──熱く哀しい空間
第3章 チャンピオンのチャンピオン──「凄さ」の概要
第4章 高音のゲーム──フレディを取り巻くきら星たち
第5章 仮声帯の戦慄──「凄さ」の解体新書1 声そのもの
第6章 変幻自在の魔術師──「凄さ」の解体新書2 ヴォーカリスト
第7章 心を破裂させる調べ──「凄さ」の解体新書3 作詞・作曲家
第8章 輝けるマーチ──「凄さ」の解体新書4 パフォーマー
第9章 ショウ・マスト・ゴー・オン──「凄さ」の解体新書5 存在
おわりに
参考文献・参考資料
年表
レビュー(3件)
著者の思い入れが半端ではない気がする。ですから独りよがりの所のも少しは見受けられるが、まずまずだともいます。ほとんどの情報はファンであれば知っている事がほとんどだと思いますが、著者の文章力?一寸持って回った書き方が面白い。データーは豊富に使っている、著者のフレディ愛がここかしこに見受けられる。
フレディ・マーキュリ解体新書を読んで ロック界を生き抜いたフレディ・マーキュリーが貫いた壮絶な人生、というものが、伝わる本でした。人物像だけでなく、フレデイの歌や歌声がしんしんと伝わってくるような内容です。 本の文章を読んでいるはずなのに、フレデイの歌声を聴いているかのような不思議な感覚になりました。 つまり、フレデイっぽい感じがする文章です。 これは解説文というのでしょうが、がちがちな感じがしなくて「メイド・イン・ヘブン」の曲の説明や描写では、琴線に触れてきて感激しました。 私は音楽活動していた兄の影響で、中学時代からクイーンのファンでした。普通のロックとは違う初めて聴くようなリズム感の曲の数々に夢中になりました。映画「ボヘミアン・ラプソディー」を観て、中学時代の感覚が再来してきた感じ。 この本は、その感じをうまくとらえて読者を引きずり込んでいきます。 実用書とか話題書とか言って、次々と消費され、一回読むと、ぽいと捨てられる本、ちょっと時間画が経つとデータが古くなって用済みになる本がとても多いような気がする中で、 「フレディ・ーマーキュリー解体新書」は何度も、何度も読み直してくなる本です。