18世紀以降「小説」が「世界文学」の中核を占めるようになる過程で何が起きていたのか。心的/社会事象を言語に変換するプログラムは資本主義に連動しながらいかに進化してきたのか。「世界文学」の起源を探り、その設計思想の変遷をひとつの物語として大胆に描き出す「冒険の書」。
はじめにーー世界・小説・商品
〈第一部 地盤 〉
第一章 世界文学の建築家ゲーテ
第二章 小説の古層ーーゴシップ・ガリレイ的言語意識・百科全書
〈第二部 進化史 〉
第三章 他者を探索するヨーロッパ小説ーー初期グローバリゼーション再考
第四章 中国小説の世界認識ーーオルタナティヴな近代性
第五章 エスとしての日本
第六章 長い二日酔いーー一九世紀あるいはロシア
第七章 世界文学とは新世界文学であるーーシェイクスピア・デフォー・メルヴィル
第八章 「超感覚的なもの」の系譜ーーリアリズムからモダニズムへ
〈第三部 思考のテーマ 〉
第九章 環境ーー自然から地球へ
第一〇章 絶滅ーー小説の破壊的プログラム
第一一章 主体ーー探索・学習・カップリング
第一二章 制作ーーハードウェアの探究
第一三章 可塑性ーーあるいは諸世界の狭間の悪
第一四章 不確実性ーー小説的思考の核心
第一五章 時間ーーニヒリズムを超えて
あとがき
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