- 64
- 4.07
芥川賞候補作 島清恋愛文学賞受賞作 死ぬなら、がんがいいな。 がん大国日本で、医者との付き合い方を考える病院小説! ある日、サンドウィッチ屋を営む妻が末期がんと診断された。 夫は仕事をしながら、看護のため病院へ通い詰めている。 病室を訪れるのは、妻の両親、仕事仲間、医療従事者たち。 医者が用意した人生ではなく、妻自身の人生をまっとうしてほしいーー がん患者が最期まで社会人でいられるのかを問う、新しい病院小説。 解説・豊崎由美
芥川賞候補作 島清恋愛文学賞受賞作 死ぬなら、がんがいいな。 がん大国日本で、医者との付き合い方を考える病院小説! ある日、サンドウィッチ屋を営む妻が末期がんと診断された。 夫は仕事をしながら、看護のため病院へ通い詰めている。 病室を訪れるのは、妻の両親、仕事仲間、医療従事者たち。 医者が用意した人生ではなく、妻自身の人生をまっとうしてほしいーー がん患者が最期まで社会人でいられるのかを問う、新しい病院小説。 解説・豊崎由美
レビュー(64件)
紙面にゆとりがあって美しく、読みやすい。
夫がものすごく妻のことを思いやっていて、夫婦なのに妻の領域にズカズカ入り込むことなく、そっとしてあげる優しさや、自分はしてあげたいけれど妻はしてほしくないかもしれないというところで迷ったり悩んだりするところなど、繊細な夫の感情がとても心に沁みました。