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冴えない僕の初めての恋人は、バニラアイスみたいに白くて冷たい 日常の風景が一転! 思わず二度読み! 痛くて、切なくて、引きずり込まれる……。 6つの物語が照らしだす光と闇 島清恋愛文学賞、本屋大賞ノミネート『自転しながら公転する』の山本文緒最新作! 伝説の直木賞受賞さく『プラナリア』に匹敵るす吸引力! これぞ短編の醍醐味! ばにらさま 僕の初めての恋人は、バニラアイスみたいに白くて冷たい……。 わたしは大丈夫 夫と娘とともに爪に火をともすような倹約生活を送る私。 菓子苑 舞子は、浮き沈みの激しい胡桃に翻弄されるも、彼女を放って置けない。 バヨリン心中 余命短い祖母が語る、ヴァイオリンとポーランド人の青年をめぐる若き日の恋。 20×20 主婦から作家となった私。仕事場のマンションの隣人たちとの日々。 子供おばさん 中学の同級生の葬儀に出席した夕子。遺族から形見として託されたのは。
レビュー(143件)
山本文緒先生らしい、ウイットに富み、弱くてずるくてたくましい人間らしさに溢れた短編集です。
本はいつも、こここで。
山本文緒先生の最後の作品になってしまいました。 しばらく飾って追悼します。 到着もいつも通り早く、また利用しますね。
日常にじわりと潜むサスペンス、さすがです
久しぶりに読みました。10月に亡くなられ、最期の短編集なのが残念です。 日常に潜むサスペンス、思わず2度読み、ナルホドと。読むたびに氣づきのある作品集。お勧めします。