羽柴秀吉軍、総勢十四万が三方面より同時侵攻!! 秀吉の送り込んだ大軍が、阿波・讃岐・伊予の三ヵ所より上陸。世にいう“四国征伐”が幕を開けた。対する四国方の大将・長宗我部元親は地の利を知り尽くした智将。さながら獣を狩るが如く、四国全土に“網”を張る!! そしてこの合戦の最前線ーー讃岐の地に権兵衛の姿があった。果たして敵の巧妙なる罠を潜り抜け羽柴方を勝利へと導けるのか‥‥!? Vol.32 宿命 Vol.33 網場 Vol.34 餌 Vol.35 解 Vol.36 関白 Vol.37 海部 Vol.38 支城群 Vol.39 評定
レビュー(8件)
新刊が出るのをいつも楽しみにしています。
長宗我部家をフィーチャーした秀作
あまり知られていない、長宗我部元親、信親親子の活躍を描いた秀作。あっさり秀吉に降伏したように思われがちな四国攻めですが、元親の戦略、豊臣家の事情などが描かれとても面白い。
敵主力との合戦をさける
長宗我部の主力との決戦を避け、多方面軍による周りの支城を圧倒的兵力で落としていく長期戦。戦略的には必勝策だけど、時間と金、物資があまりにもかかる戦法が展開されていきます。できるのは当時は秀吉ただ一人です。長宗我部は不運も重なり、土佐一国の無条件降伏を受け入れざるを得なくなります。四国の次は関東か、九州か?
宮下英樹氏の戦国時代新考証記第5巻です。秀吉の四国征伐が始まります。大軍勢を二手に分けた豊臣軍を各個撃破するべく長宗我部勢は謀略を実行しますが・・・。センゴク達の奮闘が期待されます。続きが気になる次第です。
マイナーな戦国武将、仙石秀久の物語 秀吉の四国征伐戦です。