いつも、後悔のない選択をしていますか?
ある日突然、仕事に向かう途中で病院に搬送された父。
医師から告げられたのは、原因不明の難病だった。
何の前触れもなく訪れた過酷な闘病生活の中でも、
正直に向き合い続けた親子の最後の一年半を綴ったエッセイ。
慌ただしく日々が過ぎていた大学3年生の夏。
朝、いつものように会社に向かった父さんが、貧血症状で病院に搬送された。
父さんに宣告されたのは、免疫疾患の一種の難病・特発性血小板減少性紫斑病。
刻一刻と体を蝕んでいく病魔によって、それまでの日常は一変する。
限りある時間の中で浮き彫りになった、かけがえのない日々の幸せとはーー。
【目次】
はじめに
第1章 昨日咲いていた笑い声、今日は悲しい病室の中
第2章 夜明けを待つ、努力の日々
第3章 悲しみの運命は唐突に、無情な風が吹く
第4章 過去にすがるべきではない、語るべきは未来
第5章 最期の時を知って、ようやく伝えた思い
おわりに
レビュー(2件)
とても素敵な作品
フィクションにありがちな大きな出来事や奇跡のようなことは起こらないところが、よりノンフィクションだと感じられました。 誠実にお父様と向き合って、寄り添い支えて過ごした著者の素直な気持ちが文章から感じられました。 今現在闘病や介護で家族に寄り添っている方、過去にそういった経験がある方は、きっと共感できる思いが作品の中のどこかにあるのではないかなと思います。
ぜひ読んでほしい一冊
最愛の父の闘病生活の様子が、著者目線で綴られている。当時のことが鮮明に記されており、涙なしでは読むことができなかった。著者のあたたかさが伝わる。後悔などする必要はないくらい父親と向き合っていたと思う。家族との向き合い方を考え直すきっかけをくれた素敵な一冊。