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現代人は自分の体面を保つために、周囲の見知らぬ他者の能力や実力を、いとも簡単に否定する。世間の連中はつまらない奴らだ、とるに足らぬ奴らだという感覚を、いつのまにか自分の身に染み込ませているように思われる。……このように若者を中心として、現代人の多くが他者を否定したり軽視することで、無意識的に自分の価値や能力を保持したり、高めようとしているーー<本文より> 「自分以外はバカ」の時代! ●自分に甘く、他人に厳しい ●すぐにいらつき、キレる ●「悪い」と思っても謝らない ●泣けるドラマや小説は大好き ●無気力、鬱になりやすい 若者の感情とやる気が変化している! 現代人は自分の体面を保つために、周囲の見知らぬ他者の能力や実力を、いとも簡単に否定する。世間の連中はつまらない奴らだ、とるに足らぬ奴らだという感覚を、いつのまにか自分の身に染み込ませているように思われる。……このように若者を中心として、現代人の多くが他者を否定したり軽視することで、無意識的に自分の価値や能力を保持したり、高めようとしているーー<本文より> 第1章 感情が変わった 第2章 やる気が低下する若者たち 第3章 他者を軽視する人々 第4章 自己肯定感を求めて 第5章 人々の心に潜む仮想的有能感 第6章 自分に満足できない人・できる人 第7章 日本人の心はどうなるか
レビュー(244件)
「自分以外はバカ」の時代!
『帯の【「自分以外はバカ」の時代】というのがすごく気になって…』ついつい買ってしまった。 帯にあるような漫画風な内容ではなく、おカタイ話です。 1章、2章は読みにくい。。。3章から加速する面白さ、と自分の事が書いてある…、という恥ずかしさ。。。 あぁ、人生、恥をかいて生きているんだなぁ。。。と、反省。 とにかく、仮想的有能感という著者の造語を分析していきます。。。 大した実績もないのに、自信を持っている若者。。。もう若くないけど俺のこと。。。 あぁ、人生、恥を噛み締めて生きて行かないといけないねぇ。。。 出版されたのが2006年とちょっと古いので、最後の章で「ヒロシ」の自虐ネタが出てきます。電車の中でちょっと(大きくか)ニヤけてしまった。 武士道にも通じる、若者はなぜ我が物顔に振る舞うのか。。。 是非、読んでもらいたい。あなたも、少なからず自分のことを書かれている!と反省することでしょう。 ☆5つあげよう。
勤務先のバイトの学生達が度々 「自分はすぐ傷付いて落ち込むくせに、自分の思い通りにならないことや相手に対しては容赦無い」反応を見せるので、少しでも理解出来ればなーと思って購入 想像していた内容とは少し違ったけれど、まあ、最後まで読んだ
お店の対応も丁寧でよかったです。また機会があれば利用させて頂きたいです(^ω^)
会社の後輩で、注意をしても、優しくアドバイスをしても、全く聞き入れない女性がいたため、困っていました。私だけではなく、他の社員に対して、そして驚いたことに社長にまで!何か言われると、すぐ反論して(その反論も理にかなったことではなく、とにかく受け入れないという感じ)、あげくの果てには泣いてしまう・・・。反抗するくらいなら、泣かなきゃいいのに・・・とあきれてます。そんな時にこの本を発見!何かの解決の糸口になればと熟読中です。新卒で会社に入って右も左もわからないのに、なぜ、自分は出来る!と思い込み、先輩、上司に反抗してくるのか、知りたいです(笑)
感情的な本ではなく データを数値化して判断しているところが なかなか感心させられました 良い本です