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「いい詩には、ひとの心を解き放ってくれる力があります。 いい詩はまた、生きとし生けるものへの、いとおしみの感情をやさしく誘いだしてもくれます。」 (茨木のり子著『詩のこころを読む』(岩波ジュニア新書)より) 本書『おんなのことば』は、茨木のり子の詩作のベストオブベストが収録された、童話屋刊・第一詞華集です。 精神の高い詩ばかりを集めて編んでみると、 「自分の感受性くらい」を冒頭に置き、「汲む」でしめくくるという贅沢な編集になりました。 茨木のり子さんの詩は、精神が弛緩してしまった現代の日本人を、将来救うことになる、と編者はかたく信じています。 自分の感受性くらい 見えない配達夫 女の子のマーチ 子供時代 娘たち みずうみ 待つ さくら 六月 わたしが一番きれいだったとき あほらしい唄 行動について 海を近くに 夏の声 二人の左官屋 花ゲリラ この失敗にもかかわらず 問い(人類は) 一人は賑やか はじめての町 生きているもの・死んでいるもの 大学を出た奥さん 私のカメラ 最上川岸 知命 落ちこぼれ 聴く力 食卓に珈琲の匂い流れ おんなのことば 大男のための子守唄 友人 問い(ゆっくり考えてみなければ) 感情の痩せっぽち 十二月のうた 汲む (全35篇)
レビュー(108件)
茨木のり子さんにはまって、いろいろ集めています。 読みやすく、スッと心に入ってくる。 好きです。
誕生日プレゼントに 購入してみました。 ハードカバーがいいです。
再入荷を待っていました。連絡があったので、すぐ注文させて頂きました。 この方の詩は、同じ女性として共感できるものが多く、大好きです。
注文から1ケ月後に届きました。 人気のページに折り目がついており、いい気分ではありません。
商品届きました じっくりと読ませて頂きます