スペインの哲学者オルテガ・イ・ガセット(一八八三─一九五五)による痛烈な時代批判の書。自らの使命を顧みず、みんなと同じであることに満足しきった「大衆」は、人間の生や世界をいかに変質させたのか。一九三〇年刊行の本文に加え、「フランス人のためのプロローグ」および「イギリス人のためのエピローグ」も収録。(解説=宇野重規)
凡 例
フランス人のためのプロローグ
第一部 大衆の反逆
一 密集の事実
二 歴史的水準の上昇
三 時代の高さ
四 生の増大
五 一つの統計的事実
六 大衆化した人間の解剖開始
七 高貴なる生と凡俗なる生、あるいは努力と無気力
八 大衆はなぜ何にでも、しかも暴力的に首を突っ込むのか
九 原始性と技術
十 原始性と歴史
十一 「満足しきったお坊ちゃん」の時代
十二 「専門主義」の野蛮
十三 最大の危険物としての国家
第二部 世界を支配しているのは誰か
十四 世界を支配しているのは誰か
十五 真の問題に辿り着く
イギリス人のためのエピローグ
原 注
訳者あとがきに代えて (佐々木淳)
解 説 新鮮な自己批判の書 (宇野重規)
人名索引
レビュー(0件)