構想50年の渾身の書き下ろし。日本映画界の旗手が、芸能者たちの《運命》を丹念に追跡し読み解く意欲作。独自の視点で、日本の芸能の歴史を再構築する。2010年第38回泉鏡花文学賞受賞作。映画『夜叉が池』リメイク版公開を記念に、泉鏡花をめぐる文章を増補して新版として刊行。
目次
芸能賤民の運命
河原という言葉
排除された雑技芸
劇的なるもの
「猿」について
漂流する芸能
神仏習合の契機
「翁」について
清水坂から五条通りへ
白拍子とは何か
興行者の誕生
歌舞伎と浄瑠璃
近松門左衛門
すまじきものは宮仕え
助六誕生
東洲斎写楽
東海道四谷怪談
團十郎追放
河原者の終焉
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