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さまざまな勢力が併存、角逐する一七世紀。そのカオスを収拾し、東アジアに君臨した清朝の「盛世」から、多元共存システムがほころびをみせる一八世紀。西洋の衝撃、革命と独立によって清朝が潰え、ふたたび混迷する一九世紀、そして現代へーー。一元化と多元化を往還しつづける、平和と騒乱の四百年を描く。シリーズ完結。 いま、中国史をみつめなおすためにーーシリーズ 中国の歴史のねらい(執筆者一同) はじめにーーカオスのなかから 第一章 興隆 一 遼東 二 入関 三 沿海ーー互市 四 草原ーーモンゴル・チベット 五 隣国ーーロシア・朝鮮 第二章 転換 一 到達ーー清朝の素描 二 雍正 三 限界 第三章 「盛世」 一 乾隆ーーその人・その時代 二 経済 三 社会 四 分岐 五 構造 第四章 近代 一 矜恃 二 暗雲 三 破綻 四 清末 第五章 「中国」 一 転変 二 民国 三 革命 おわりにーー混迷の現代 あとがき 図表出典一覧 主要参考文献 略年表 索引
レビュー(13件)
今の中国を理解するためにはこのシリーズを読まねば、と思います。単なる中国史フリークから脱却中。しかし陳舜臣『十八史略』も一緒に再読。何となく身につく。