罰を受けても罪は消えない。なら、どう生きていけばいい?
『天使のナイフ』『友罪』『Aではない君と』--
贖罪と向き合い続けた著者だから描けた入魂の傑作長編小説。
「自分は運が悪かっただけだ……」
女性を撥ねるも、逃げてしまった大学生
「やらなければいけないことがあるんだ」
愛する妻を奪われ、犯人の出所を待つ男
ひき逃げ事件の加害者と被害者遺族。両者の運命が交わる先にあるものはーー?
深夜、飲酒運転中に何かを撥ねるも、逃げてしまった大学生の籬翔太。翌日、一人の老女の命を奪ってしまったことを知る。罪に怯え、現実を直視できない翔太に下ったのは、懲役四年を超える実刑だった。一方、被害者の夫・法輪二三久は、ある思いを胸に翔太の出所を待ち続けていた。贖罪の在り方を問う傑作。
レビュー(67件)
一気に読みました とてもいい作品でした。
おもしろいが
読んでる途中は主人公の価値観、考え方に違和感があってモヤモヤしましたが、ラスト読み終えたあとは全体的に面白かったなと感じました。
犯罪加害者にも被害者にもなるまいと、、
犯罪加害者の罪への向き合い方を問うた内容である。 加害者にはなるまいと思うと同時に、被害者にもなりたくないと感じさせる。 最後の数ページで被害者遺族と加害者の思いが交錯するのだが、被害者遺族にも 過去に秘めたる想いが、、、、、。 いずれにしても、重い内容だった。
文庫になったので、貯まっていたポイントを利用して、注文しました。