はじめにーー池が生み出すものがたり
第一章 寛永寺の誕生
1 江戸以前の不忍池
2 東叡山と弁財天ーー京都の権威を移す
3 「忍」か「不忍」かーー地名考証あれこれ
第二章 蓮見と料理茶屋
1 蓮の名所としてーー江戸地誌の世界
2 図像の中の不忍池ーー浮世絵と草双紙の世界
3 江戸詩歌と不忍池ーー風雅と世俗の交響
第三章 戊辰戦争の激戦地
1 彰義隊の敗北ーー水面に降り注ぐ銃弾
2 死者たちの追悼と記憶ーー世の移り変わりを見守る
第四章 「上野」の成立
1 上野公園ーー欧化政策と糊塗される戦渦
2 競馬場と動物園ーー西洋文明の発信地
第五章 近代文学の舞台として
1 森鷗外『雁』--池畔をめぐる想いの交差
2 近代詩歌と不忍池ーー新しい主題と伝統的な器
3 重なり合う〈江戸〉と〈明治〉--継承される美意識
第六章 現代の不忍池へ
1 事件は池畔で起こるーーモダン都市の中で
2 豊かさと郷愁ーー戦後の復興とやすらぎ
おわりにーー池の持っている力
少し長めのあとがきーー自然と文化,過去と現在,高級感と庶民性
謝 辞
主要参考文献
図版出典一覧
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