本書は、大学学部での基礎的な有機化学、無機化学、物理化学の知識を基盤として書かれており、学部高学年または大学院での教科書として利用できる。内容としては、有機金属化学の最近の発展も十分取り入れられていて、難しいところもあるが、各々の分野の将来のいっそうの発展を念頭に置いて、教育に反映させようと執筆されている。典型金属と遷移金属の両方に合成、反応、構造にわたって重要なポイントが述べられているほか、理論的解析、触媒反応など有機金属化合物に特徴的な研究分野について述べてある点が本書の特徴である。さらに、ごく最近進歩し始めている生体関連の有機金属についてつけ加えられている。
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