リゾート開発には、大手民鉄資本が深く関与した。そこには電源開発史もからみ、その資本の流れや開発をめぐる駆け引きを追うことは、日本の大企業の履歴を眺めることにもなる。
本格的な山岳リゾートとして質量ともに群を抜いている長野県、中部地方を中心にして、大手観光資本(=電鉄資本)による「国盗り合戦」の裏面史をスリリングに解き明かす。
はじめにーーリゾート好適地をめぐる財界「国盗り物語」
第一章 リゾート発祥地・甲信越と鉄道王たち
第二章 東急グループの系譜ーー鉄道王・五島慶太と五島家
第三章 西武グループと軽井沢ーー堤康次郎とその系譜
第四章 東急VS.西武ーー鉄道王たちの相関性
第五章 箱根山戦争
第六章 名門ホテルの経営と観光王の人脈
第七章 志賀高原開発と長野電鉄
第八章 鉄道車両から見る高原の名車たち
第九章 名鉄と北陸・中南信の観光事情
終章 山紫水明・日本の山岳リゾート
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