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第155回芥川賞受賞作! 36歳未婚女性、古倉恵子。 大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。 これまで彼氏なし。 オープン当初からスマイルマート日色駅前店で働き続け、 変わりゆくメンバーを見送りながら、店長は8人目だ。 日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、 清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、 毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。 仕事も家庭もある同窓生たちからどんなに不思議がられても、 完璧なマニュアルの存在するコンビニこそが、 私を世界の正常な「部品」にしてくれるーー。 ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、 そんなコンビニ的生き方は 「恥ずかしくないのか」とつきつけられるが……。 現代の実存を問い、 正常と異常の境目がゆらぐ衝撃のリアリズム小説。
レビュー(1669件)
面白かった
コンビニの裏側がよく分かり、その中で本人が自分の立場を理解して葛藤して行く姿が面白かった。
芥川賞受賞作っていつも小難しいイメージでしたが、この作品はとっても読みやすくて、スラスラ読めました。 普通である事について考えさせられました。
個性的内容だよ
コンビニ店舗の内情がよくわかることと一つの事にこれだけ集中すると色々な事が発見できる面白さがあった
一気に読んでしまった
友人が面白い と教えてくれ購入した。 とっても現代らしく面白かった。
スラスラ読めました。テレビで面白いってやってたから購入しました。