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『正欲』から3年半ぶりとなる最新長篇 とある家電メーカー総務部勤務の尚成は、同僚と二個体で新宿の量販店に来ています。 体組成計を買うためーーではなく、寿命を効率よく消費するために。 この本は、そんなヒトのオス個体に宿る◯◯目線の、おそらく誰も読んだことのない文字列の集積です。 【編集担当からのおすすめ情報】 <著者プロフィール> 朝井リョウ(あさい・りょう) 1989年、岐阜県生まれ。小説家。 2009年、『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2013年、『何者』で第148回直木賞、2014年、『世界地図の下書き』で第29回坪田譲治文学賞、2021年、『正欲』で第34回柴田錬三郎賞を受賞。 その他の著書に『少女は卒業しない』、『世にも奇妙な君物語』、『死にがいを求めて生きているの』、『スター』など。
レビュー(629件)
母親に頼まれて購入しました。 近所の書店では売っていないようで こちらで買えてよかったです。
プレゼントであげました。評価が良かったので。私は読んでないので分かりませんが、喜んでくれたようで良かったです。
さっと読めて面白かったです。もっとボリュームがあっても良かったです。この本を買った後に性器に関する本を購入してしまいました。
人に勧められて購入しました。朝井さんの作品は初めてです。読むのが楽しみです。
新・新聞小説
家電メーカーの総務部に務める尚成が主人公。新宿の家電メーカーに来ている場面から物語は始まるが、LGBTQの問題を含み、また文体も目新しく、これまでにない小説と言っていい。若い作家だけに目の付けどころが違うのだろうか。本来、新聞の連載小説だったが、当時は敢えて読まなかった。単行本化されるのは予測出来たし、その方が遙かに面白いと直感が働いたからだ。期待通り。