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死後10年を経て再発見された、奇跡の作家。 大反響の初邦訳作品集、ついに文庫化! 2020年本屋大賞〔翻訳小説部門〕第2位 第10回Twitter文学賞〔海外編〕第1位 毎日バスに揺られて他人の家に通いながら、ひたすら死ぬことを思う掃除婦(「掃除婦のための手引き書」)。 道路の舗装材を友だちの名前みたいだと感じてしまう、独りぼっちの少女(「マカダム」)。 波乱万丈の人生から紡いだ鮮やかな言葉で、本国アメリカで衝撃を与えた奇跡の作家。 大反響を呼んだ初の邦訳短編集。 何でもないものが詩になる、空前絶後の作家。 ーー川上未映子 そこに何が書かれているのか、長年考え続けることになるような短篇が並ぶ。 ーー円城 塔 「朝日新聞」(2019年8月11日付朝刊)より 読み終えるのが惜しくて惜しくて、一日一篇だけと自分に課していました。 いつまでも読み続けていたい一冊です。 ーー小川洋子 「パナソニック メロディアス ライブラリー」(TOKYO FM/JFN)より 人生はただ苛酷なわけでも、ただおかしいわけでも、ただ悲しいわけでも、ただ美しいわけでもなく、それらすべてであり、それ以上のものだ。それをわからせてくれるのが小説で、人生をそのように見る方法を提供するのが小説というものなのだ。ルシア・ベルリンの短篇は、それを私たちに教えてくれる。 ーー中島京子 「毎日新聞」より 彼女の鋭利で心地よい言葉は、私が何者だったかを思い出させる。 ーー深緑野分 noteより 救い難い状況、人の弱さや卑劣さをきっぱりと描き出す文章は、苦いユーモアとふてぶてしい気高さに満ちている。 ーー藤野可織 「信濃毎日新聞」より 自分を突き放したクールさがある。一読して、うわ、かっこいいなと思った。 ーー山内マリコ 「日本経済新聞」より ※「朝日新聞」からの引用箇所については、朝日新聞社に無断で転載することを禁じる(承諾番号22-0742)
レビュー(93件)
評判通り面白い本です。
本好きの皆様の評判通り、面白い本で、どんどん引き込まれて、作者の世界に浸っています。文庫本ですが、活字も大きめで、高齢者の自分にはとても読みやすいです。
逞しい女性の話。 平凡で小さな幸せに感謝し生きてきた私は幸せだと改めて思うと同時に コントラストの強い人生の彼女は眩しい存在です。
始めちょっと取っつきづらいなと感じましたが最後まで読んでみると、心に響くものでした。
母のために買いました。 内容はわかりませんが、早い発送で大変嬉しく思います。
評判になっていたし、岸本佐知子さんの訳だったので読みたくなりました。短編なので読みやすいです。でも、私にはよくわからず、あとがきを読んで、(ああ、そういうことなんだな)と思いました。じっくり読んでみます。