フィクションとしての家族
: 吉田 耕太郎/西尾 宇広/福岡 麻子/藤原 美沙/菅 利恵/宮田 眞治
ゲラート/ゲーテ/レンツ/ブレンターノ/グツコー/シュトルム/トーマス・マン/ザルテン/ツュルン/イェリネク/ヴォーディン。18世紀から21世紀までのドイツ文学が描いた家族という虚構を読みほどく。
はじめに(吉田耕太郎)
第1部 家族の黎明:18世紀
第1章 感情とカップルーゲラート、ゲーテ、レンツの小説を例に(吉田耕太郎)
第2章 「子殺し女」の文学ー十八世紀末におけるケア領域の浮上(菅利恵)
第3章 希求され、拒まれる家族ークレメンス・ブレンターノの『ゴドヴィ』を中心に(宮田眞治)
第2部 家族の危機:19世紀
第4章 母親たちの女性解放ー19世紀の家庭雑誌とカール・グツコー『家のかまどの団欒』誌(西尾宇広)
第5章 シュトルムの『白馬の騎手』における家族の幻影(藤原美沙)
第6章 良き家族の恵まれた犠牲者たちートーマス・マン『ブッデンブローク家の人びと』にみる家父長主義的家族(坂本彩希絵)
第3部 家族をめぐる闘争:20世紀から現代へ
第7章 ザルテン『バンビ』に見る家族像ー異性愛と父子愛の緊張関係(川島隆)
第8章 近代家族とセクシュアリティーウニカ・ツュルンの『暗い春』について(田丸理砂)
第9章 ジェンダー、痛み、悼みーエルフリーデ・イェリネク『スポーツ劇』における「家族」(福岡麻子)
第10章 ナチズムとの対決の場としての「家族」と移民の「家族」(徳永恭子)
おわりに(藤原美沙)
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