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妹の凛音が転校生の千山を自宅に連れてきたのは、
自分が耳が聴こえなくなってから彼女が色々なことに
遠慮しているように思えていた奏音にとっても嬉しいことだった。
そして、いよいよ迎える文化祭を前に、
クラスの出し物の喫茶店も合唱コンクールも
準備は順調に進んでいると咲希は感じるが、
どこか様子のおかしな奏音に気づく。
2人きりになって、奏音からこの文化祭は自分にとって
将来、社会に出た時の試金石だと聞かされて…。
2人の少女の、
目には見えないもの、
かけがえのないこと。
レビュー(1件)
不完全な「人間らしさ」が描かれている物語
(1) この著者の作品では「何かが欠けている人間」が描かれることが多いです。 ・「雨夜の月」→聴覚障害(友人への依存)。 ・「兄の嫁と暮らしています。」→夫の早逝(義妹への依存)。 ・「あくまのまま」→母親の早逝。 (2) どれほど優秀な人間でも、完璧たることは有りえない。不完全な人間同士の中で生きることが、社会で生活することだと、年齢を重ねると分かってくるものだろう。 (3) 正義のヒーローが活躍する王道の作品よりも、著者の作品ではリアルな人間が描かれており、個人的に楽しみにしています。