1200年の歴史を持つ四季を感じる街、古都・京都。その平安宮跡にある江戸時代から代々続く油商の暮らしから見た風景はどのようなものなのか。商家だからこそのしきたりや京都ならではの伝統行事をどのように行ってきたのか。本書は、四季とともに暮らす京町家から、写真とともに常に変化しつつも、変わらない街京都を見つめる読む歳時記。
序 京都に住む、四季を感じる
春
三 月
杏の木
意匠に込めた願い
過去の話となった京のOmotenashi
四 月
歴史秘話に満ちた暮らし
平安の水、京都の水
お墓で繋がるということ
五 月
五月の風
Writ(e) the Yamanaka
糀と麹
夏
六 月
平安宮の風景
梅雨しっとりと
仁丹町名表示板
人と人との風通し
七 月
家業としての油商 荏胡麻油、千年の時を経ていま
祇園祭という節目
京都の間と真と魔
森を温(たず)ね、町家を知る
八 月
おしょらいさん迎え
愛宕さんの茶屋
夏のおもてなし
人を繋ぎ、歴史を結ぶ、下丸屋町
秋
九 月
秋の建具替え
無意識の気配り
二〇〇年の音澄む
回りくどさを楽しむ
一〇月
右前に
町家の深呼吸
京の物語を語る
一一月
菓子司・おまん屋さん・お餅屋さん
町家と「石」
物語ある何気ない風景
冬
一二月
師走の商家
「禁門の変」の傷
京の音、他人(よそ)の音
正 月
油商の年始風景
巽蔵の戸を開けて
うたかた
しんどい順
二 月
魔を滅する豆
町家の意匠
京の洗練された食
あとがき
人名・事項索引
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