デジタルメディアと日本のグラフィックデザイン その過去と未来
黎明期の実験、CGの発展、マルチメディアの熱狂、ネットの普及、
そしてシンギュラリティの未来……デザインとテクノロジーの来し方・行く末を一望し、
イノベーション幻想を超えた本質へ。
デジタルメディアとグラフィックデザインの関係を各時代の最前線で生み出された作品群で辿った企画展を凝縮し、
独自の論考や資料を加えた決定的な一冊。
デザインはデジタルテクノロジーの革新とともに拡張と発展を続けてきた。
近い未来には人工知能の発達が人間社会に大幅に変化をもたらし、
デザインのありかたも根本的に変容するとまで予想されている。
そのようなセンセーショナルなヴィジョンを前に今後のデザインを見通すためには、
デジタルメディアとデザインの本質的関係をつかむ必要がある。
本書ではグラフィックデザインの領域を主軸に、デジタル黎明期から現在にいたるまで、
コンピュータを「環境」や「素材」として制作されたパイオニア的なプロジェクトを
関係者の貴重な証言や資料とともにドキュメント。
さらに気鋭の評論家・山本貴光による特別寄稿も収録し、人間とテクノロジーをつなぐデザインのあり方について考える材料を提供する。
目次
[巻頭文]永原康史「デジタルメディアと日本のグラフィックデザイン小史」
ー70’s プレ・デジタルメディアの時代
80’s CGの時代
90’s マルチメディアの時代
00’s ウェブ広告の時代
2045- シンギュラリティの時代
[インタビュー]
証言 コンピュータとデザイン
幸村真佐男「コンピュータアートが生みだした表現の可能性」
藤幡正樹「技術と知覚の関係性へのまなざし」
東泉一郎「テクノロジーと身体感覚」
田中良治「チャレンジ精神をもったアマチュアでいつづけること」
暦本純一「テクノロジーが拡張させる人間機能」
JAGDAとデジタルメディア 1982-2014
展示書籍一覧
[シンポジウム]
知性と技術の関係性をめぐって デジタルメディアの未来
久保田晃弘、福原志保、脇田玲 モデレーター:高橋裕行
[特別寄稿]
山本貴光「潜在性のデザイン─コンピュータと表現と人間」
展覧会概要、作品リスト、出展者プロフィール
[折込]
年表と統計で見るデジタルメディアと日本のグラフィックデザイン
構成:楠見春美 デザイン:中野豪雄
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