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★ラスト1ページですべてがひっくり返る。 話題の超絶ミステリがついに文庫化! 各章の最後のページに挟まれた「写真」には、 物語がががらりと変貌するトリックが仕掛けられていて……。 2度読み確実! あまりの面白さが大反響をもたらした、 道尾秀介渾身の超絶ミステリ。 第一章 「弓投げの崖を見てはいけない」 →自殺の名所が招く痛ましい復讐の連鎖。 第二章 「その話を聞かせてはいけない」 →少年が見たのは殺人現場? それとも……。 第三章 「絵の謎に気づいてはいけない」 →新興宗教の若き女性幹部。本当に自殺か? 終 章 「街の平和を信じてはいけない」 →そして、すべての真実が明らかに……。 騙されては、いけない。けれど絶対、あなたも騙される。
レビュー(381件)
期待しすぎたのかもしれません。IIを買うか迷いどころです。
すっきりしない
中盤で登場人物の裏の顔が見え、さまざまな感情が入りみだり飽きないです。最後まで読み切ると、ん?終わり?多数の謎が解決しないまま終わり、後は読者の想像にお任せします。みたいな感じでした。
衝撃的な始まりでしたが、読み進めると驚きの事実が分かってきて…、見事に騙されていました。写真は補助や確認のためのものもありましたが、それがあることできちんと理解して読み進められたので、面白い仕様だと思います。
最後は、筆者のやさしさが伝わってきて、やっぱり好きでした。ただ、2話目の少年のところが、どうしてもわからないです。その分、すっきりした読後の余韻が薄れてしまうような気がします。
満足です
面白い本でした。ただ、助手席にチャイルドシートの部分が納得できないことと、失明したあとに、そんなにスムーズに行動できるものなの?という違和感が……。でも、楽しめました。