早大探検部の先輩・船戸氏に随行する形でミャンマー(ビルマ)入りした著者。入国前の審査から船戸氏との扱いに笑えたが、題名のとおり軍事政権の情報部を隠密・柳生一族になぞらえての記述は、まさにエンタメ系ノンフィクションと呼ぶに相応しい。奇しくも2015/11/11現在、ミャンマーでは千姫ことアウン・サン・スー・チー氏率いるNLDが勝利を収める報道が世界を駆け巡った日だったことは偶然にしても出来すぎ(笑),ミャンマーの一風変わった旅行記といえばいいのかな。ミャンマーの文化や生活の様子をレポートしていますが、ミャンマーの国体や政情を揶揄して江戸時代の幕藩体制になぞらえて紹介しています。アイデアはいいと思いますが、一部ではミャンマーの民度を蔑んでいるかのような感覚に陥った。人々の目は深く澄み、慈しみ深い仏教国だと思っているので、あまりいい気はしなかったな。,高野氏の本は数多く読んでいるが、いつも着眼点が面白くあっという間に読破してしまう。 故・船戸氏の大胆不敵さも面白い。この二人のコンビの対談や取材旅行などがなくなるのは寂しいものです。,今話題のミャンマーのちょっと前の事情が良く分かって面白い。,非常にふかい本でした。ミャンマーとはなんぞやというのがわかります。お薦めです。
レビュー(73件)
ミャンマーの柳生一族
早大探検部の先輩・船戸氏に随行する形でミャンマー(ビルマ)入りした著者。入国前の審査から船戸氏との扱いに笑えたが、題名のとおり軍事政権の情報部を隠密・柳生一族になぞらえての記述は、まさにエンタメ系ノンフィクションと呼ぶに相応しい。奇しくも2015/11/11現在、ミャンマーでは千姫ことアウン・サン・スー・チー氏率いるNLDが勝利を収める報道が世界を駆け巡った日だったことは偶然にしても出来すぎ(笑)
ミャンマーの風変わりな旅行記
ミャンマーの一風変わった旅行記といえばいいのかな。ミャンマーの文化や生活の様子をレポートしていますが、ミャンマーの国体や政情を揶揄して江戸時代の幕藩体制になぞらえて紹介しています。アイデアはいいと思いますが、一部ではミャンマーの民度を蔑んでいるかのような感覚に陥った。人々の目は深く澄み、慈しみ深い仏教国だと思っているので、あまりいい気はしなかったな。
たとえが面白い
高野氏の本は数多く読んでいるが、いつも着眼点が面白くあっという間に読破してしまう。 故・船戸氏の大胆不敵さも面白い。この二人のコンビの対談や取材旅行などがなくなるのは寂しいものです。
今話題のミャンマーのちょっと前の事情が良く分かって面白い。
柳生
非常にふかい本でした。ミャンマーとはなんぞやというのがわかります。お薦めです。