日本文学の源流「同人雑誌」を見守りつづけた記録
かつて同人雑誌はプロを夢みる文学青年たちの研鑽の場であり、多くの芥川賞・直木賞受賞者を輩出してきたが、近年では同人たちの高齢化と減少により、多くが廃刊へと追い込まれている。一方で、若者を中心とした新スタイルの同人雑誌の立ち上げや、即売会「文学フリマ」の開催など、新しい動きが始まっている。これは著者による真摯な同人雑誌作品評、7年間の記録である。
目次:
まえがき
愛着と異物
二人誌の魅力
反復する日々
親子について
小説を読むこと
「小説」と「生きる」こと
文学の効用
人間を描く
不安定さを描く
ファミリー・アフェア
赤頭巾ちゃんの警句
不在と喪失
何を描くか
分断と断絶
向こう側にあるもの
あたらしいエクリチュール
自分というキャラクター
人生の細部
文学へのまなざし
ほんとうのこと
日常とは違う日々を生きる
越境への試み
個のなかの普遍
パンデミックがもたらすもの
喪失を埋めるもの
あとがき 書きたいことを書きつづける場
同人雑誌名索引
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