複数の疾患を持ち、慢性化しやすいとされる高齢患者において、生活上での障害を最小限にとどめQOLの低下を予防していくためには適切な評価を実施し個々人の全体像を把握することが必要不可欠である。
本書では、疾病を含む高齢者個人の全体像をADLや認知機能、環境面等の総合的視点から適切に把握できるよう、項目毎にそれぞれの具体的な評価方法を分かりやすく解説。
さらに誤嚥性肺炎や息切れ、転倒などの高齢者によくみられる症状について、基本的な医学知識から評価、治療につながる重要なポイントまで網羅し、日常臨床に必要な情報をぎゅっとまとめた一冊である。
第1章 生活機能評価の意味
1 生活機能はどうして調べる必要があるのか
2 生命予後,機能予後,医療費 -フィールド医学の現場からー
3 副作用予防
第2章 どのようなことを調べるのか,その意味は
1 健康度,虚弱,IADL,QOLの評価
2 障害の評価(ADL)
3 認知機能の評価
4 問題行動・周辺症状の評価
5 ムード気分・意欲の評価
6 コミュニケーションの評価
7 社会的ネットワークの評価
8 ケア負担感の評価
9 サービス利用の評価
第3章 高齢者によくある症状と生活機能の関係
1 老年症候群(Geriatric Syndrome)とは何か
2 誤嚥性肺炎
3 言葉が通じない(コミュニケーション障害)
4 心不全
5 息切れ
6 栄養不良
7 転倒
8 高齢者の尿失禁 -排尿障害とQOL-
9 閉じこもり
10 虐待
付録
1 機能評価各表
2 日本老年医学会認定施設名簿
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