従来、アメリカ独立戦争から第二次世界大戦へと続く長い戦史のなかで、狙撃兵の歴史は省略され、顧みられることが少なかった。その存在意義、言い換えれば有効性は実証済みであったにもかかわらず、20世紀においても、狙撃兵と言えば金で雇われた暗殺者とさして変わらぬ扱いを甘受してこなければならなかった。狙撃兵の否定しがたい効用を軍部が公然と認めたのは、実にヴェトナム戦争以後のことであり、21世紀の声を聞く頃になってようやく彼らは戦場の重要な専門技術者に昇格したというのが実情だ。本書は豊富な写真その他の史料を通じて彼ら狙撃兵の歴史を追求し、その誕生と発展から、訓練、兵器と戦術に至るまで詳しく記述する。さらに、自らの技量と類いまれな勇気をもって戦場に君臨した実在の狙撃兵の回想を通して、その実像に迫る。
レビュー(2件)
狙撃兵について広くまとめた図書です。 アメリカの南北戦争あたりから現代に至るまでの狙撃兵の歴史が広く述べられており、第二次大戦中の日本軍狙撃兵についてのページもあります。 個人的には値段がもう少し安くてもと思いました。(この種の本は仕方がない面もありますが。)