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新書大賞受賞 第30回アジア・太平洋賞特別賞受賞 310万人に及ぶ犠牲者を出した先の大戦。実はその9割が1944年以降と推算される。本書は「兵士の目線・立ち位置」から、特に敗色濃厚になった時期以降のアジア・太平洋戦争の実態を追う。 異常に高率の餓死、30万人を超えた海没死、戦場での自殺・「処置」、特攻、劣悪化していく補充兵、靴に鮫皮まで使用した物資欠乏……。 勇猛と語られる日本兵たちが、特異な軍事思想の下、凄惨な体験をせざるを得なかった現実を描く。 【目 次】 はじめに 序 章 アジア・太平洋戦争の長期化 第1章 死にゆく兵士たちーー絶望的抗戦期の実態1 1 膨大な戦病死と餓死 2 戦局悪化のなかの海没死と特攻 3 自殺と戦場での「処置」 第2章 身体から見た戦争ーー絶望的抗戦期の実態2 1 兵士の体格・体力の低下 2 遅れる軍の対応ー栄養不足と排除 3 病む兵士の心ーー恐怖・疲労・罪悪感 4 被服・装備の劣悪化 第3章 無残な死、その歴史的背景 1 異質な軍事思想 2 日本軍の根本的欠陥 3 後発の近代国家ーー資本主義の後進性 終 章 深く刻まれた「戦争の傷跡」 あとがき
レビュー(101件)
目新しい内容は特に無く、少し勉強した人なら知っている内容で買うまでも無いと思う。
無事商品届きました。迅速な対応ありがとうございます。また機会があればよろしくおねがいします
父が新聞広告を見て、「ぜひ読みたい」と言い購入しました。父は正確で読みやすい記述、衝撃的な内容など、とても楽しんで繰り返し読んでいました。
うーん
昔はこの手の本をよく読んでましたけど最近歳かな・・頭に入って行かなくて・・・もう少し時間が有る時にじっくり腰をすえて読みたいです。
本当に戦争は悲惨だと思いました。早く、やめるべきだった。