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「八百万の神」と言い表されるように、日本には多様な神が祀られている。元来、神社には神の家である本殿はなく、神奈備あるいは三諸と呼ばれる山や、神籬と呼ばれる木、磐座と呼ばれる石などで祭祀を行い、そこに神が宿ると信じられてきた。いいかえれば、自然そのものに神が融合していた。このような自然=神といった概念は、どこからきたのだろうか。本書は、神社の系譜を考える上で従来はあまり用いられなかった「自然暦」という視点を取り入れ、新たな切り口から神々の系譜について考える。
「八百万の神」と言い表されるように、日本には多様な神が祀られている。元来、神社には神の家である本殿はなく、神奈備あるいは三諸と呼ばれる山や、神籬と呼ばれる木、磐座と呼ばれる石などで祭祀を行い、そこに神が宿ると信じられてきた。いいかえれば、自然そのものに神が融合していた。このような自然=神といった概念は、どこからきたのだろうか。本書は、神社の系譜を考える上で従来はあまり用いられなかった「自然暦」という視点を取り入れ、新たな切り口から神々の系譜について考える。
レビュー(19件)
神社というものを知りたい。
今年度から氏子総代をやることになり、神社の成り立ちというものを多少は知りたいと思い読みました。そういう観点からは役に立ちました。
視点としては面白く、地図(あったほうがいい)を片手に読みました。ただ事実関係の整理・確認がほとんどで、そのことから何がわかるのか、何が考えられるのかといった展開がなく、切り込み方が甘いところが難点です。
八百万の国、大和。日本の神々はどこから来たのか?
楽しめます←先祖代々の「神社神道」の家系ですので。
「神社」とは何か?という素朴な疑問に答えてくれる新書ではありません。残念。