認知行動療法の哲学
: ドナルド・ロバートソン/東畑 開人/藤井 翔太/小川 修平/木甲斐 智紀/四方 陽裕
認知行動療法は、古代ストア哲学の末裔であるーー
霊と呪術から心を解放した近代科学の正嫡・認知行動療法には“知られざる系譜”が存在した……心の正面ドアをノックする「理性のコントロール」か? はたまた心の裏階段から忍び込む「非理性のカタルシス」か? アーロン・ベックとアルバート・エリスが愛したストア派の賢者たちーーマルクス・アウレリウス、エピクテトス、セネカーーに導かれ、心の治癒の一大精神史を体感する。
「この本は古代から連綿と続いてきた「理性による治療」の解説書であると同時に、ワークブックとしても使うことができる。千々に乱れる情念を理性でコントロールする。そのために、読者が理性の筋トレとストレッチを行えるようになっている。だから、同じように、読者であるあなたにも「理性に癒される」体験をしてもらえたならば、監訳者としてはそれで十分な気もする(それはおそらく原著者の願いでもある)」(東畑開人「理性に癒されるーー解題に代えて」より
序論ー哲学と心理療法
▼第1部ー哲学と認知行動療法
第1章ー認知行動療法の「哲学的起源」
第2章ー認知行動療法の起源
第3章ー哲学的治療小史
第4章ーストア哲学と心理学
▼第2部ーストア派はどのように治療をしていたか?
第5章ー理想的賢者を観想する
第6章ーストア派の〈いま・ここ〉へのマインドフルネス
第7章ー自己分析とソクラテス的論駁
第8章ー自己暗示・予期瞑想・回顧的瞑想
第9章ー災厄の予期(プラエメディタティオー・マロルム)と心的リハーサル
第10章ーストア派と第三世代の認知行動療法
結論ー運命は望む者を導く
付録ーストア派セラピーのツールキットーー日々の自己改善に向けた養生法
理性に癒されるーー解題に代えて/東畑開人
監訳者あとがき/藤井翔太
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