地方経済の地盤沈下が叫ばれて久しいが、山陰合同銀行の本拠地である山陰は、そのなかでも厳しい経済環境に置かれている。何もしないでいたら必ず沈んでしまう。「生き残るためには、必死に考え抜かなければならない。それはこの地域に存立している、われわれの宿命だ」と著者はいう。一方、経済基盤が脆弱だからといって、地域への金融サービスの提供を縮小したり、放棄したりすることはできない。地方銀行は、地域で必要とされる金融サービスをすべて提供する責任があるからだ。では、どうすればいいのか。著者は、「人まねをしていたら絶対に生き残れない。すべてにおいて新しい風が常に吹き続ける企業風土でないと、われわれは衰退していく」と考え、「ユニークな地方銀行」という目標を掲げ、「創意工夫」を人材教育の根幹に定めた。本書では、著者がどのようにして地域に対する愛情と情熱を実現してきたのか、その半生を振り返る。
序 人まねしていたら生き残れない
第1章 生い立ち〜学生時代
第2章 入行〜支店時代
第3章 組合〜審査部、島大前支店長時代
第4章 合併事務局、人事部時代
第5章 駅前支店長・営業統括部長・総合企画部長〜常務・専務時代
第6章 副頭取時代
第7章 頭取時代
第8章 会長時代〜
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