私の研究は,⑴ 初期マルクスとエンゲルスの思想形成を主題としたもの,
⑵『資本論』の理解を巡って交わされて来た「論争」問題の一部を主題とした
もの,に分かれるが,(中略)⑵ に属する旧稿を読み返し,それらを一著に
纏めてみたいという思いが募り,本著公刊の運びとなった。
(「序にかえて」より)
第1部 冒頭篇の性格規定と「転化・転回」論
第1章 『資本論』冒頭篇の性格規定
--「貨幣の資本への転化」・「領有法則の転回」問題検討にむけての一布石
第2章 『資本論』冒頭篇の性格規定・再論
--向井・西野両氏による拙論批判に答える
第3章 冒頭〈商品〉の性格規定をめぐる論争
第4章 〈貨幣の資本への転化〉をめぐる論争
第5章 領有法則の転回
--論争の一断面についての検討・試論
第2部 「資本の生産過程」をめぐって
第6章 「労働の二重性」把握と「価値形成・増殖過程」論
第7章 「相対的剰余価値の生産」の「躓きの石」
--特別剰余価値と「力能を高められた労働」
第8章 労働過程論の内容
--その内包と外延
第3部 「将来社会」論の眺望
第9章 『資本論』における「将来社会」の「生産形態」像と「人間解放」論
--その形成史把握のための理論基準の確定
第10章 アソシアシオン論研究序説
--初期社会主義についての覚え書
〔補論〕 フランス資本主義の構造と初期社会主義
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