- 10
- 4.5
「望みはこれに書いておくといいよ。きっとかなうから」亡くなったおばあちゃんからもらった日記に、願いごとを書いた光平。もう一度おばあちゃんに会いたい、のぞみ号にまた乗りたい、お父さんとお母さんが仲直りしてほしい……。日記に書くと、ふしぎなことにその願いごとがかなっていく。▼小学校三年生のときに水泳教室でおぼれてから、「オボレンジャー」というあだ名がついた光平は、今年こそは泳げるようになりたいと願う。そこで日記に書き、自分なりに練習をして夏休みの水泳教室に挑んだ。ところが、練習の成果はなく1メートルも泳げなかった。▼そんなある日、公民館で家族と離れて暮らしているというおじさんに出会った。光平はおじさんの「ふるさとに帰る」という願いも日記に書いてあげることにした。▼そして、光平にはどうしてもかなえたいある一つの願いがあった……。▼日記を通じて大切なことを学び、成長していく少年の姿を描いた夏の物語。
レビュー(10件)
子供のリクエストで購入しました。真剣に読んでいました。
家族に
小学四年生の息子に購入しました。ワクワクしそうな題名にひかれ楽しそうに読んでいました。
注文してすぐに届きました。 読み始めると続きが気になり、子供が読みやすい内容だと思います。 1点だけ、新品を購入したのに青いインクのようなものがついていて残念でした。
最初の数ページだけ読み聞かせたら、続きが気になるのか読み出しました。
おばあちゃん視点から泣けます。笑 あまり書くとネタバレになりそうなので、書けませんが、こうへい君を取り巻く家族、友人もみんな温かくほんわかとした雰囲気。こうへい頑張れ!と応援しながら読みました。私にもあんな時代があったよねと、ひとときタイムスリップ。胃腸に優しい食事をしたような、お日様の匂いのする布団に顔を埋めたような幸せな読後感です。