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死んでもいい。不倫という名の本当の愛を知った今はー。ぼんぼりに灯がともり、胡弓の音が流れるとき、風の盆の夜がふける。越中おわらの祭の夜に、死の予感にふるえつつ忍び逢う一組の男女。互いに心を通わせながら、離ればなれに20年の歳月を生きた男と女がたどる、あやうい恋の旅路を、金沢、パリ、八尾、白峰を舞台に美しく描き出す、直木賞受賞作家の長編恋愛小説。
死んでもいい。不倫という名の本当の愛を知った今はー。ぼんぼりに灯がともり、胡弓の音が流れるとき、風の盆の夜がふける。越中おわらの祭の夜に、死の予感にふるえつつ忍び逢う一組の男女。互いに心を通わせながら、離ればなれに20年の歳月を生きた男と女がたどる、あやうい恋の旅路を、金沢、パリ、八尾、白峰を舞台に美しく描き出す、直木賞受賞作家の長編恋愛小説。
レビュー(49件)
助かりました
風の盆を見に行くお客様にプレゼント。近くの本屋には在庫がないので助かりました。
ザ、文学という本でした。切ない不倫の恋物語は今まで感じたことのない感動でした。
久し振りに涙が出た。
おわら盆踊りに関わる話が底流にありながら、熟年の長い歳月を経た恋の物語が悲しく、美しくもあった。 こんな恋があるのかと切なかった。 魅力的な小説だった。久し振りの感動で、涙した。
風の盆
以前から、越中おわらの『風の盆』に興味を持っていました。 その『風の盆』を題材にした小説があるのを知り、購入しました。 恋愛小説ではありますが、私の好みのものではありませんでした。 まず、主人公のえり子さんの様子をどうしても、私には思い描くことができず、最後まで中途半端な気持ちのままで終わりました。 たぶん、えり子さんのような女性が好きではないのが、一番のネックだったんだとは思いますねぇ(^^ゞ
探しやすい
読みたかった本です。 名作だと思います。 貫いた純粋な愛のカタチに感動しました。