当たり前のことも書いてあるが、折に触れて読み返したい本。 「自分の頭で考える」は参考になった。 「著述と文体」は現代も通じる記述ばかりで、特に前半は、金銭を得て文章を書く者、出版に関わる者は読んだ方がいいと思わせる。 翻訳も全体的に良かったが、「著述と文体について」73ページの「ペダンティック」は一般的な単語なのだろうかと思ってしまった。 85ページなどに使われている「シラブル」も同様で、「音節」ではいけなかったのかと思った。,拾い集め。 一貫した記述がなく、残念。 で、「読書は、他人の頭で考えること。 自分の頭で考えよう。」とありますが、 それは、著者レベルの方々のことであって、 少なくとも、私レベルのことではないように感じました。,まず訳がとても柔らかくとても読みやすかったです。もうお一方の訳の本もある程度のニーズはあると思いますが、真剣に哲学の勉強をされている方で無ければこちらを購入してもらうのがいいかと思います。 かなりざっくりまとめますと、 本を読んでいる時間というのは自分の頭で考えているとは言えず、他人の考えを頭の中で再現している状態。あまりにも大量に本を読みすぎて考えるということを辞める思考停止に陥ってはいけないし、本の内容を覚えた雑学博士になるだけではどうしようもない(現代ならまさに「ググる」ことができるので、自分の頭での自分の考えを持ってない歩く辞書みたいな人はそれこそ必要ないですよね。)。そしてそのような人間は往々にしてその知識を正しく使えないし、正しく使おうとする姿勢も身につかないものだ。 というものです。 読書術の本や読書の有用性を説く本は世の中に大量にあります。本書を一読すると、ショーペンハウアーの考え方は「読書をするな」かと思ってしまうのですがそうではありません。 現代人が読書0で成長していけることはまず無いと思いますし、何事も習得するためには最初のステップとして、「まねぶ」が必ず必要であると思います。 大事なことは、本の内容から自分の意見を持ったり深めたり、反論を考えたり、新たなアイディアを生み出したりすること、つまり思考停止に陥らないことに尽きると思います。 私は年100冊程度ビジネス書を読みますが少し減らしてでも、アウトプットをしたり、ゆっくり内容について考えを深める時間をとったりして、大量に読むということにとらわれないようにしていきたいと思います。,「読書は自分で考えることの代わりにしかならない。自分の思索の手綱を他人にゆだねることだ」という裏表紙の言葉から、最初は読書そのものを否定する著作かと思いました。実際にはそうではなく、自分で考えることなく、読書から得た知識のみで物事を語ったりするような、いわゆる“頭でっかち”の人たちを批判するものです。単なる多読を否定し、良書を何度も読むように勧めています。以下、本文より、「人生を読書に費やし、本から知識をくみとった人は、たくさんの旅行案内書をながめて、その土地に詳しくなった人のようなものだ。こうした人は雑多な情報を提供できるが、結局のところ、土地の実情についての知識はバラバラで、明確でも緻密でもない」。
レビュー(101件)
当たり前のことも書いてあるが、折に触れて読み返したい本。 「自分の頭で考える」は参考になった。 「著述と文体」は現代も通じる記述ばかりで、特に前半は、金銭を得て文章を書く者、出版に関わる者は読んだ方がいいと思わせる。 翻訳も全体的に良かったが、「著述と文体について」73ページの「ペダンティック」は一般的な単語なのだろうかと思ってしまった。 85ページなどに使われている「シラブル」も同様で、「音節」ではいけなかったのかと思った。
著書の・・
拾い集め。 一貫した記述がなく、残念。 で、「読書は、他人の頭で考えること。 自分の頭で考えよう。」とありますが、 それは、著者レベルの方々のことであって、 少なくとも、私レベルのことではないように感じました。
いわゆる読書術の本ではもちろんない
まず訳がとても柔らかくとても読みやすかったです。もうお一方の訳の本もある程度のニーズはあると思いますが、真剣に哲学の勉強をされている方で無ければこちらを購入してもらうのがいいかと思います。 かなりざっくりまとめますと、 本を読んでいる時間というのは自分の頭で考えているとは言えず、他人の考えを頭の中で再現している状態。あまりにも大量に本を読みすぎて考えるということを辞める思考停止に陥ってはいけないし、本の内容を覚えた雑学博士になるだけではどうしようもない(現代ならまさに「ググる」ことができるので、自分の頭での自分の考えを持ってない歩く辞書みたいな人はそれこそ必要ないですよね。)。そしてそのような人間は往々にしてその知識を正しく使えないし、正しく使おうとする姿勢も身につかないものだ。 というものです。 読書術の本や読書の有用性を説く本は世の中に大量にあります。本書を一読すると、ショーペンハウアーの考え方は「読書をするな」かと思ってしまうのですがそうではありません。 現代人が読書0で成長していけることはまず無いと思いますし、何事も習得するためには最初のステップとして、「まねぶ」が必ず必要であると思います。 大事なことは、本の内容から自分の意見を持ったり深めたり、反論を考えたり、新たなアイディアを生み出したりすること、つまり思考停止に陥らないことに尽きると思います。 私は年100冊程度ビジネス書を読みますが少し減らしてでも、アウトプットをしたり、ゆっくり内容について考えを深める時間をとったりして、大量に読むということにとらわれないようにしていきたいと思います。
「読書は自分で考えることの代わりにしかならない。自分の思索の手綱を他人にゆだねることだ」という裏表紙の言葉から、最初は読書そのものを否定する著作かと思いました。実際にはそうではなく、自分で考えることなく、読書から得た知識のみで物事を語ったりするような、いわゆる“頭でっかち”の人たちを批判するものです。単なる多読を否定し、良書を何度も読むように勧めています。以下、本文より、「人生を読書に費やし、本から知識をくみとった人は、たくさんの旅行案内書をながめて、その土地に詳しくなった人のようなものだ。こうした人は雑多な情報を提供できるが、結局のところ、土地の実情についての知識はバラバラで、明確でも緻密でもない」。